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2002年8月27日(火)放送分 |
質問コーナー(葉ニンニクの栽培方法) |
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Q.視聴者の方から質問が来ています。
「先日、知り合いに『適当に埋めておけばいいよ』と葉ニンニクの種球根をもらいました。我が家には菜園がないのでプランターに植えようと思っていますが、プランターでもいいですか?また、普通のニンニクとどう違うのか教えてください。」
という内容です。
ではさっそく、今日の質問についてですが、まずは葉ニンニクと普通のニンニクの違いからお聞きしたいと思います。
A.葉ニンニクと玉ニンニクの一番の違いは収穫時期の違いです。具体的には、普通の玉ニンニクとして収穫する場合には、株全体をみて、葉っぱの3分の2以上が黄色く変色したところが収穫適期であるのに対して、葉ニンニクは、葉っぱの数が5枚〜6枚、草丈が30p以上、茎の長さが15p以上になった時点で若どりします。
Q.なるほど、収穫をじっくり待って球根部分を太らせてから収穫するか、若どりして葉っぱを収穫するかの違いで、普通のニンニクになったり、葉ニンニクになったりするわけですね。
そうすると、品種も違うのですか。
A.はい。やはり品種も異なります。玉ニンニクは大玉でりん片の皮の色が白く見栄えのする「福地ホワイト」のような品種が好まれますし、葉ニンニクには玉の大きさは関係ないので、暖かい地域での栽培に適した「上海早生」のような品種を選定します。
Q.なるほど、やはり使う部分にあったそれぞれの品種があるんですね。
では、やっぱり普通のニンニクと葉ニンニクでは栽培方法も違うんですか?
A.いえ。植え付け時期や植え付け後の管理など、基本的な栽培管理は同じです。
ただ、葉ニンニクは葉っぱを収穫するため、玉ニンニクよりも密植するという点がことなります。
具体的に申し上げますと、玉ニンニクが20p間隔の株間で植え付けるのに対し、葉ニンニクの株間は6pが適正であると言われています。
Q.20p間隔と6p間隔ですか。球根を育てるか、葉っぱを育てるかで全然違うんですねぇ。
では、質問のプランター栽培についてはどうですか。
A.葉ニンニクでも玉ニンニクでも、適正な株間が確保できればプランターでも十分に栽培可能です。
Q.では最後に、ニンニク栽培のポイントを教えてください。
A.ニンニクは野菜の中でも最も生育日数の長い作物です。9月下旬ごろ植え付けて冬を越した後に6月下旬ころまでの9ケ月間も球根を肥大させます。収穫の早い葉ニンニクも冬は越さなければいけません。
そのため、越冬前に十分な根をつくり上げる必要があります。
Q.ほー、小さな体なのに、育てる期間はずいぶんと長いのですねぇ。
では、越冬前に立派な根を作り上げるにはどのような管理が必要ですか。
A.ニンニク栽培のポイントは、十分に完熟したたい肥による土づくりと、適期に植え付けることです。
まず、土づくりですが、園芸店などで販売されている培土に、十分に完熟した堆肥を3割程度混ぜ合わせて、1週間程度寝かせれば完成です。
次に、植え付け時期ですが、9月下旬頃が適期となります。まだまだ、十分に期間がありますので、十分な土づくりに取りかかり、おいしいニンニクづくりにチャレンジしてください。
オクラ |
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