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2019年1月16日(水)放送分 |
【技術情報】春の茶園管理 |
@「春肥・芽だし肥の施用」
・秋に施肥する秋肥が一番茶に最も役立つ肥料ですが、春肥においても、一番茶から三番茶までの茶の収量、品質向上にかかわる重要な肥料です。
・施用時期は、おおよその目安として1回目を1月中旬?下旬、2回目を2月中旬?下旬に施します。肥料の種類と量は地区の施肥設計に基づいて施します。芽だし肥は、一番茶の生葉品質を向上させるために萌芽期前に速効性の肥料を施用します。施用後は、浅く耕し土と混和して、肥効を高めるようにします。
A「春整枝」
・昨年は秋期の気温が高く、冬芽が再萌芽した茶園が見られることと思いますので、整枝して茶園の表面を整える必要があります。
・整枝時期は、平均気温が10℃になる頃の2月中旬?3月上旬がよく、秋に行った整枝面から10?15mm上げて萌芽した芽を切らない位置で整枝することが大切です。最新の気象情報をご確認しながらの作業をお願いします。
B「病害虫防除」
・今後気温が高くなる時期に入ると、越冬ダニが増加してきます。
・防除適期は、産卵が活発となる平均気温が10℃を超す頃で、この適期を逃すと年間の発生量が多くなるため特に注意が必要です。最新の気象情報を確認の上作業してください。
・病害では、春整枝による葉の切口からも赤やけ病が発生しやすいので整枝直後の防除が必要です。
・防除にあたっては、地区の防除ごよみから薬剤を選び、安全使用基準を守り使用します。農薬散布については、周囲の茶園や他作物に飛散しないように散布することが必要です。
C「防霜対策」
・防霜ファンは、電気配線に支障がないことや回転や首振り、サーモスタッドが正常であるかを確認します。
・スプリンクラーでは、ノズルの目づまりや、立ち上がり、自動散水装置などが正常に作動するか試運転を行い、確認をしておく必要があります。作動開始設定温度は1?2度としておきます。
・農業開発総合センター茶業部のホームページで茶の品種毎の耐凍性を示した温度推移が閲覧できますので、参考にしてください。
・あらゆる面に万全を期して一番茶の生産に臨んでいただきたいと思います。
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