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2017年5月17日(水)放送分

【技術情報】オクラ栽培管理
[本年のオクラ生産]
・4月上旬から徐々にハウス物の出荷が始まりました。ハウス物は、3?4月まで低温で推移したため、例年より出荷が遅れている状況となっています。GW明けから、ハウス物は徐々に増量していますが、大きな出荷ピークはなく、トンネル物についても曇天や低温の影響で生育が遅れ、本格的な出荷は平年に比べ遅れています。
・販売環境は、フィリピン・タイからの輸入物がほぼ終了し、国産に切り替りつつあるなか、量販店からの売込みも多く入っていることから、堅調な販売状況となっています。
・6月になると気温上昇とともに、トンネル物も徐々に出荷が始まり本格化してきます。消費地では夏のスタミナ野菜としての売り場も一気に広がり末端の需要も高まり、販売も活発化していきます。

[今後の栽培管理]
・天候や草勢を観察しながら追肥、潅水が必要となります。特にハウスでは開花節位が上り、芯止まり傾向が多く見られますので注意して下さい。トンネルも含め、今年は曇天が続き、根張りが弱いため、葉面散布による追肥がより必要となります。
・適期に収穫することを心がけてください。大ザヤでは樹に負担がかかり、その後の生育に影響が出るため、気をつけてください。
・草勢の強い圃場では、収穫果実の下の葉を2枚程度残し取り除く摘葉作業をします。
・トンネルや露地圃場では、梅雨時の風雨や今後台風シーズンにも向かうため支柱を立てテープ等でしっかり誘引してください。
・排水については、圃場に水がたまらないように工夫し、ハウスには水が入らないようにしてください。圃場周辺や通路などの環境整備も大事な作業です。
・病害虫については葉すす病、うどん粉病、アブラムシ、オオタバコガの予防・防除に努め、現在発生している圃場は早め早めの防除をしてください。特に葉すす病は高温多湿の条件下や草勢が低下すると発生しやすいため注意してください。オオタバコガは例年6月中旬になると発生が見られるため発生に注意して適期防除に努めてください。
・いぶすき地区では、農薬の使用を控え、土着天敵を活用し、アブラムシなどの害虫を抑えるIPMの取り組みが広がっています。安心安全の面からも、農薬の適正使用につとめ、JA等の指導を仰ぐとともにプロフィール日誌は必ず記帳し常備して下さい。