<%@ LANGUAGE="VBSCRIPT" %> <% Option Explicit %> JA鹿児島県経済連

プロフィール
 メロン類の栽培は、古代エジプト、シリア、古代ギリシャ、ローマ時代から始まり、中国や、イタリア、ソ連、ヨーロッパ、イギリス、アメリカなど順次、全世界に広がることとなった。日本へは、ヨーロッパ系メロンが明治中後期に、メロンの王様アールスフェボリット(通称アールスメロン)は大正時代にイギリスから、露地メロンは戦後、世界各地から導入され、それぞれ日本国内での育種を経て、今日の活況を呈することとなった。この意味で、非常に新しい果物の一つである。

 メロンは、古くから栽培されていたマクワを除くと、大正時代以降、非常に高価なアールスメロンしか販売されていなかったこともあり、一般庶民には高嶺の花の感があったが、昭和30年代に、食味の安定したプリンスメロンが登場するに及んで、一気に消費が普及することとなった。そして、昭和40年代後半から50年代前半にプリンスメロンよりさらに高級感があり、食味の安定したネットメロン"アンデスメロン"や"アムスメロン"が登場するに及びメロンの大衆消費時代に突入することとなった。その後、様々な品種が毎年登場し、品種の多様化時代に突入している。

 鹿児島では、アールスメロン、アンデスメロンのほか、マリオネットメロン、タカミメロン、ユーカメロン、南国グリーン(以上ネットメロン)、パパイヤメロン、プリンスメロンなどが栽培されている。
食べ方と効能
 露地状態での旬は初夏だが、ハウス栽培の普及や品種改良によりほぼ周年、店頭に並ぶようになった。果実の艶が消え(成熟色)、ネットメロンではネットがしっかりし充実したもので、ヘタ部分の色が黄色に変わっているもの、ヘタの離層が出来かけているもの、重量感のあるものを選ぶ。

 メロンの命は甘さと食感で、食べるタイミングが重要である。食べ頃は果実の尻部分が耳朶程度の軟らかになってからで、良く冷やして食べることになるが、常温で保管し、食べる2〜3時間前に冷蔵庫で冷やすといい。
 
<% Call comfooter %>