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2019年1月30日(水)放送分 |
【技術情報】有機質肥料について |
[有機質肥料とは]
・近年「安心・安全」に加え、品質の面からも関心が高まっています。
・有機質肥料とは原料を生物に由来したもので、大きく分けて“動物質 由来”のものと、“植物質由来”のものがあります。
・動物質由来の有機質肥料では、代表的なもので魚粕、骨粉類があります。
原料によって成分は様々ですが、窒素とリン酸を含み、カリ分はほとんど含んでいない
ことが特徴的です。
・植物質由来の有機質肥料では、代表的なものでなたね粕、大豆粕、などの油粕類が
あります。動物質由来のものに比べ、一般的に肥効が緩やかで、窒素を主な成分とし、
少量のリン酸、カリを含んでいます。
[有機質肥料の効果]
・土壌の有機物の蓄積、土壌の物理性の改善といった生物的・物理的効果を持っています。
・これらの効果で、腐植の増加による肥もちの改善、地温上昇効果、土壌を膨軟にすることよる根の伸長、水はけが良好になるといった数々 の波及効果をもたらし、作物が健全に生育しやすくなる土壌環境を『有機質肥料』が作り上げることになります。
[有機質肥料の注意点]
・化学肥料と比べると、肥料の養分が少ないことです。そのために化学肥料と比べると、施用量が多くなってしまい、作業がしづらくなってしまいます。
・肥効が緩やかなため、すぐに肥料を効かせたい追肥にはあまり向かないことです。
・冬期は、地温が低いため肥料の効果がさらに緩やかになってしまい、後作に影響しかねないということもあります。
・これらの点に気をつけて、施用していただければ『有機質肥料』は多 くの作物に高い効果を発揮します。
・個々の肥料として施しても効果は大きいですが、それぞれの特徴を生 かした配合を行い、施用すれば、より使用しやすくなります。特に品 質を課題とする果樹や野菜には効果が大きいとされます。
・有機質肥料にも肥効、成分など様々なものがあります。最寄りのJAの技術員と確認のうえ利用してください。
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