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2019年2月13日(水)放送分

【技術情報】農薬散布時の注意事項について
残留農薬のポジティブリスト制度が平成18年から始まり、安心安全な農作物の生産における注意事項については、色々な場面で耳にしていると思います。
 しかし、JAグループの自主検査における残留農薬事故発生疑義事案の発生件数は、横ばいで推移しています。
安心安全な農作物の生産に向けて、毎年栽培環境が変化するなか細心の注意が必要です。1つの確認不足が産地の信頼を失墜させる大きな事態となることも想定されます。
 次の注意点を再度確認し、安心安全な農作物の生産に向けて取組みを進めていきましょう。
@登録農薬の確認
 農林水産省の登録番号の記載があるかを確認しましょう。
A適用作物・使用方法・使用時期の確認
 農薬ラベルの記載を必ず確認しましょう。JAより配布された栽培履 歴台帳に記載されていない農薬を使用する際は注意しましょう
B散布器具の整備点検
 散布器具の洗浄不足が原因で発生した事例も多数あります。散布前後 の動噴やホースの点検をしっかり行いましょう
C散布液の正しい調整
 決められた濃度や使用量の違いがないように注意してください。
D農薬散布時に近隣圃場に飛散しないか確認して散布すること
 農薬飛散の最大要因は、風です。無風時や風が弱い時刻を選んで散布 しましょう。
 また、飛散低減ノズルや飛散の少ない形状の農薬(粒剤・DL粉剤等) を選択することも飛散軽減につながります。
 散布するときは、収穫間際の圃場や栽培中のハウスに隣接している場 合は特に注意が必要です。農業用ハウスは、ビニールで覆われていま すが、換気のために開いていることや換気扇が回っていることがあり ます。ハウス近くの圃場を散布する際は、ハウス栽培者にも事前に伝 えるようにしましょう。
E農薬の保管
 保管中に液のこぼれや袋の破れで回りに飛散させないよう注意し、  しっかり保管庫に入れて施錠してください。

 現在発生している残留農薬事故は、ちょっとした油断による事案です。日頃からの注意と周りとの連絡・連携により抑えることができます。農薬の使用方法で解らないときは、近くのJAや振興局にお問い合わせください。一人一人が自覚を持って、安心安全な農作物の栽培をすすめていきましょう。