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2017年4月19日(水)放送分 |
【技術情報】アスパラガス栽培管理 |
[今年のアスパラガス生産]
春芽の出荷は2月下旬から始まりました。今年は、低温の影響で出荷が遅れ、日照不足の影響もあり、残念ながら春芽の量はあまり増えませんでした。
[立茎作業とは]
・立茎作業は、年間収量を確保するために根がしっかりと張った強い親株を育てるもので夏秋芽の収穫量を左右する大事な作業です。
・これまで収穫された春芽は、昨年秋から冬にかけて根に溜め込まれた貯蔵養分によって出てくる若い茎を収穫したものです。太陽光で養分を作り出す茎や葉は、現在は無い状態のため、根の貯蔵養分はどんどん減っていきます。貯蔵養分を使い切ると、株が枯れてなくなってしまうため、頃合を見計らい、親になる茎を立てて、親茎の葉で生み出される養分を元に10月頃まで引き続き若い茎を生産することになります。
[立茎作業の進め方]
@立茎を始める時期
大きな目安となるのは、根の糖度です。定期的に測り、6度を切るようになったら始めます。春芽収穫開始から概ね40?50日経過した頃になります。
A残す茎
M?Lクラスの直径10?13o程度の茎を、1株当り3本、1ヶ月程度の期間をかけて残していきます。残す茎の間隔は、最低でも10p以上確保してください。
太すぎる立茎では、異常な茎になったり混み合って病害虫発生にもつながります。
この期間に元肥や堆肥を施します。
B立てた茎の先端を摘み取る摘心時期と摘み取る高さ
先端の摘み取りは、葉がしっかりと固まり、十分に働きはじめる時期に行います。
摘み取る高さは、ハウスの一番高い部分の半分程の高さ(150p程度)が目安となります。地上50?70pまでの一次側枝や通路にはみ出した葉はハサミで除去してください。
この作業を行う時期は、気温上昇とともに梅雨時期にも入ります。ハウス内の温度管理・湿度管理と病害虫防除には、細心の注意が必要です。日頃の観察と予防に心がけ、年間の収量確保に役立ててください。
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