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2021年6月23日(水)放送分

【技術情報】夏茶製造のポイント
[今後の茶園管理のポイント]
・今後の茶園管理で、摘採や整枝の作業は来年の一番茶の為にも非常に大切な作業となります。7月下旬?8月上旬に行う最終摘採あるいは整枝の時期が遅れると、秋芽の充実が不十分となり、冬芽形成が遅れることで、一番茶の減収につながります。そこで、来年に向けた茶園作りのために、各地域で各品種に応じた最終摘採・整枝の時期と高さを考えて、適切な実施をお願いします。
・二番茶から四番茶期、いわゆる夏茶の生育期は高温・多雨・多湿条件が続くため、病害虫の発生が多くなります。雨が続くと炭疽病の発生が多くなり、摘採・整枝後の切り口には輪班病が発生しやすくなります。
雨が少ない場合は、チャノミドリヒメヨコバイ、チャノホソガなどの害虫が多くなります。
今年の二番茶期は、チャノホソガの発生や「やぶきた」を中心に炭疽病の発生が多い年でした。これらは水色の赤みの原因となるため注意が必要です。
病害虫の発生パターンは地域により異なるため、自分の目またはJAの営農指導員にしっかり確認してもらい、防除が必要な時は、摘採時期や散布量に十分注意して防除してください。
[夏茶生産のポイント]
・雨の多い季節は、葉が濡れた状態での製造が多くなるため、脱水機にかけてできるだけはやく蒸すなど、留意点を守って製造して下さい。
・気温上昇に伴い葉傷みやムレが起こりやすくなります。これらは、水色の赤みの原因となり価格の下げにつながるため、生葉袋に詰め込みすぎないようにするなど、生葉管理には十分注意しましょう。
・荒茶はすぐに湿気を吸収するため、湿度の高いときほど乾燥不足になりやすいものです。頭や棒などの出物類は再度乾燥させるなど、乾燥不足がおこらないよう注意してください。
・これからの季節は、暑い中での作業となるため、健康管理に十分留意しながら茶園管理や製造を行ってください。